独自どくじ)” の例文
旧字:獨自
われわれの責任以外知る以外の独自どくじの立場を持っているおさなご、じつにわれわれの幼児おさなごに対する思いは複雑でなくてはなりません。
おさなご (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
しかしわれわれのおさなごにとって——もちろんすべての人間にとって——何よりも大切な最後のものは、その絶対ぜったい独自どくじの人格的立場です。
おさなご (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
われらの罪の方面からみるときに、幼児おさなごはじつにかわいそうな存在であり、能力ちからの方面からみるときによろこばしい存在であり、全然新しい独自どくじの人としてみるときにじつに厳粛げんしゅくな存在であります。
おさなご (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
その絶対の独自どくじさである。
今、生まれしみどり児 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)