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『雀こ』
ふりがな文庫
『
雀こ
(
すずめこ
)
』
長え長え昔噺、知らへがな。 山の中に橡の木いっぽんあったずおん。 そのてっぺんさ、からす一羽来てとまったずおん。 からすあ、があて啼けば、橡の実あ、一つぼたんて落づるずおん。 また、からすあ、があて啼けば、橡の実あ、一つぼたんて落づるずおん …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「作品」1935(昭和10)年7月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眼
(
まなく
)
広
(
ふろ
)
童児
(
わらわ
)
坊主
(
ぼんず
)
婆
(
ば
)
足
(
た
)
大幅
(
おおはば
)
愛
(
め
)
方図
(
ほず
)
昔噺
(
むがしこ
)
距
(
へだ
)
不憫
(
ふびん
)
被
(
かぶ
)
睨
(
にら
)
欲
(
ほ
)
橡
(
とち
)
案配
(
あんばい
)
林檎
(
りんご
)
応
(
こた
)
啼
(
な
)
右
(
みぎ
)
千成
(
せんなり
)
人魂
(
ひとだま
)