“大幅”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たいふく54.5%
おおはば18.2%
おほはゞ9.1%
おおぴら4.5%
おほはヾ4.5%
おほふく4.5%
だいふく4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“大幅”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
——隣の書房に最も近い第一の窓の中には、一枚の大幅たいふくが画架にかかっていて、その前に群衆がせきとめられている。
神の剣 (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)
じくは底光りのある古錦襴こきんらんに、装幀そうてい工夫くふうめた物徂徠ぶっそらい大幅たいふくである。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
荒川あらかわ放水路が北方から東南へ向けまず二筋になり、葛西川かさいがわ橋の下から一本の大幅おおはばの動きとなって、河口を海へかしている。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その中に月の光りが、大幅おおはばの帯をくうに張るごとく横に差し込む。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今度こんどけたら長吉ちようきち立端たちばいと無茶むちやにくやしがつて大幅おほはゞかたをゆすりぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まるで呉服屋の店先に転がつてゐる緋金巾ひがねきんか何ぞのやうに大幅おほはゞのものだつた。
前にも申しました通りバクチは親父の生きとるうち大幅おおぴらで遣れませんでしたが、死ぬると一気に通夜の晩から枕経まくらきょうの代りに松切坊主まつきりぼうずを初めましたので、三年経たぬうちに身代がガラ崩れのビケになってしもうた。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
めて落ちついたの色の大幅おほはヾの襦子を
すゝけたかべにはれもふるぼけたあか曼荼羅まんだら大幅おほふくかざりのやうにけられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
床には、探幽斎たんゆうさいの筆、水墨の大幅だいふくが掛けてあったが、紙燭のゆらぎに浮いて見えるのは、その絵ではなく、画幅を無残にして遺憾のない大きな文字で、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)