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大幅
ふりがな文庫
“大幅”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たいふく
52.2%
おおはば
21.7%
おほはゞ
8.7%
おおぴら
4.3%
おほはヾ
4.3%
おほふく
4.3%
だいふく
4.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいふく
(逆引き)
奥の八畳の座敷に、二人の客があって、酒
酣
(
たけなわ
)
になっている。座敷は極めて殺風景に出来ていて、床の間にはいかがわしい
文晁
(
ぶんちょう
)
の
大幅
(
たいふく
)
が掛けてある。
鼠坂
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
大幅(たいふく)の例文をもっと
(12作品)
見る
おおはば
(逆引き)
その中に月の光りが、
大幅
(
おおはば
)
の帯を
空
(
くう
)
に張るごとく横に差し込む。吾輩は前足に力を込めて、やっとばかり棚の上に飛び上がろうとした。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大幅(おおはば)の例文をもっと
(5作品)
見る
おほはゞ
(逆引き)
ところが皺くちやな執事が、土蔵から取り出して観山氏の前に
展
(
ひろ
)
げたのはそんな
小切
(
こぎれ
)
では無かつた。
恰
(
まる
)
で呉服屋の店先に転がつてゐる
緋金巾
(
ひがねきん
)
か何ぞのやうに
大幅
(
おほはゞ
)
のものだつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
大幅(おほはゞ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
おおぴら
(逆引き)
前にも申しました通りバクチは親父の生きとる
中
(
うち
)
は
大幅
(
おおぴら
)
で遣れませんでしたが、死ぬると一気に通夜の晩から
枕経
(
まくらきょう
)
の代りに
松切坊主
(
まつきりぼうず
)
を初めましたので
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
大幅(おおぴら)の例文をもっと
(1作品)
見る
おほはヾ
(逆引き)
褪
(
さ
)
めて落ちついた
緋
(
ひ
)
の色の
大幅
(
おほはヾ
)
の襦子を
梅原良三郎氏のモンマルトルの画室
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
大幅(おほはヾ)の例文をもっと
(1作品)
見る
おほふく
(逆引き)
天葢
(
てんがい
)
というても
兩端
(
りやうたん
)
が
蕨
(
わらび
)
のやうに
捲
(
まか
)
れた
狹
(
せま
)
い
松板
(
まついた
)
を二
枚
(
まい
)
十
字
(
じ
)
に
合
(
あは
)
せたまでのものに
過
(
すぎ
)
ない
簡單
(
かんたん
)
なものである。
煤
(
すゝ
)
けた
壁
(
かべ
)
には
此
(
こ
)
れも
古
(
ふる
)
ぼけた
赤
(
あか
)
い
曼荼羅
(
まんだら
)
の
大幅
(
おほふく
)
が
飾
(
かざり
)
のやうに
掛
(
か
)
けられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
大幅(おほふく)の例文をもっと
(1作品)
見る
だいふく
(逆引き)
床には、
探幽斎
(
たんゆうさい
)
の筆、水墨の
大幅
(
だいふく
)
が掛けてあったが、紙燭のゆらぎに浮いて見えるのは、その絵ではなく、画幅を無残にして遺憾のない大きな文字で
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大幅(だいふく)の例文をもっと
(1作品)
見る
“大幅”の意味
《名詞》
大きな掛軸。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
幅
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“大幅”の関連語
小幅
並幅
中幅
二幅
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫
“大幅”のふりがなが多い著者
与謝野寛
パウル・トーマス・マン
正岡子規
樋口一葉
長塚節
中里介山
泉鏡太郎
夏目漱石
薄田泣菫
与謝野晶子