“たいふく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大幅80.0%
大腹13.3%
大服6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わざ慇懃いんぎん應接あしらうて、先生せんせい拜見はいけんとそゝりてると、未熟みじゆくながら、御覽下ごらんくださいましとて、絹地きぬぢ大幅たいふくそれひらく。
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「何うです、泊りませんか……ッたってね、私も実は、余所よその別荘に食客いそうろうと云うわけだが、大腹たいふくな主人でね、戸締りもしないうちなんだから、一晩、君一人ぐらい、私が引受けて何うにもしますよ。」
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
四疊半の居間へ、茶碗の持ち樣一つ知らぬ百姓共を集めて、大服たいふくに立てた薄茶を飮まし、苦い顏をしながら、周章あわてて菓子を摘むのを見るのが好きであつた。
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)