“御眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんめ41.2%
おめ29.4%
みめ11.8%
おまな5.9%
おんまな5.9%
おんまなこ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
槻の木の茂りから外れた時、月光が盲人に降りかかり、痩せた身長たけの高いその躰を、宮家の御眼おんめに強く印した。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
わたくしめはきちと申す不束ふつつかな田舎者、仕合しあわせに御縁の端につながりました上は何卒なにとぞ末長く御眼おめかけられて御不勝ごふしょうながら真実しんみの妹ともおぼしめされて下さりませと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わが母はこころ隈なしまさやかに御眼みめ明らけくきれ長くます
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「鶴菜でございまする。父上さま。その御眼おまなざしや、お声だけでも、実の子には分ります。なぜ、鶴菜かと仰っしゃっては下さいませんか」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何か深い叡慮えいりょのあることとは、董承にもはや察しられたが、帝のあまりにもきびしい御眼おんまなざしに身もこわばって、彼はにわかに唇もうごかなかった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御眼おんまなこのひかりするどく、頬のほねたかく、唇の肉あつくして、おん身のたけにくらぶるときはおん顔大きくおはしまし」