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御眼
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おめ
ふりがな文庫
“
御眼
(
おめ
)” の例文
妾
(
わたくし
)
めは
吉
(
きち
)
と申す
不束
(
ふつつか
)
な田舎者、
仕合
(
しあわ
)
せに御縁の端に
続
(
つな
)
がりました上は
何卒
(
なにとぞ
)
末長く
御眼
(
おめ
)
かけられて
御不勝
(
ごふしょう
)
ながら
真実
(
しんみ
)
の妹とも
思
(
おぼ
)
しめされて下さりませと
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
俊寛
(
しゅんかん
)
様の
御眼
(
おめ
)
の中には、わたしの微笑が映ったように、やはり御微笑が浮びました。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
永々
(
なが/\
)
御世話
(
おせわ
)
になりました。
殘念
(
ざんねん
)
ですが、
何
(
ど
)
うも
仕方
(
しかた
)
がありません。もう
當分
(
たうぶん
)
御眼
(
おめ
)
に
掛
(
か
)
かる
折
(
をり
)
も
御座
(
ござ
)
いますまいから、
隨分
(
ずゐぶん
)
御機嫌
(
ごきげん
)
よう」と
宜道
(
ぎだう
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
をした。
宜道
(
ぎだう
)
は
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
さうであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「見苦しき
装
(
なり
)
にて、
御眼
(
おめ
)
を
汚
(
けが
)
しまする」
大岡越前の独立
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
が、
遺憾
(
ゐかん
)
ながら伊香保へは、高等学校時代に友だちと
二人
(
ふたり
)
で、
赤城山
(
あかぎさん
)
と
妙義山
(
めうぎさん
)
へ登つた
序
(
ついで
)
に、ちよいと一晩泊つた事があるだけなんだから、
麗々
(
れいれい
)
しく書いて
御眼
(
おめ
)
にかける程の事は何もない。
忘れられぬ印象
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“御眼”で始まる語句
御眼識
御眼鏡
御眼覚