“おんめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御目61.1%
御眼38.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何の因縁いんねんにてか、再びかかる処にて御目おんめにはかかりたるぞ、これも良人おっとや小供の引き合せにて私の罪をいさせ、あなた様に先年の御礼おんれいを申し上げよとの事ならん。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
御目おんめにかかるは今がはじめて。これは大内平太へいだとて元は北畠の手の者じゃ。秩父刀禰とはかねてより陣中でしたしゅうした甲斐に、申し残されたことがあって……」
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
あはれ良匠りやうしやうがなあれかしと、あまたある臣下等しんかどもえず御眼おんめそゝがれける。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今こそお許しなされましたぞ! ……怒りのまなこを見ひらかれ、猛々しくおわした宮様の御顔おんかおが、ご覧なされ、御眼おんめを閉じられ、一切の罪も悪業も、許すぞとばかりの慈悲円満の
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)