“御烱眼”の読み方と例文
読み方割合
ごけいがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう仰せある其許そこもとには、先頃から藤孝が、何故に、こうしてお訪ねいたしておるかを、すでに、その御烱眼ごけいがんで、くお察しのこととはぞんずるが……。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(さすがは、老練でいらせられる、あの御烱眼ごけいがんならば——)と、まずまず、安心して、いわんとすることは、暗示ぐらいな程度にとめて、御簾所みすどころを退がってきたところであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)