“すゞし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
づこれからたうげかゝらうといふの、朝早あさはやく、もつとせんとまりはものゝ三ぐらゐにはつてたので、すゞしうちに六ばかり、茶屋ちやゝまでのしたのぢやが、朝晴あさばれでぢり/\あついわ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あでやかなかほ目前めさき歴々あり/\えて、ニツとわらすゞしの、うるんだつゆるばかり、らうする、となんにもない。たなそこさはつたのはさむあさひ光線くわうせんで、はほの/″\とけたのであつた。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
微笑ほゝゑんでせて、わかいのがそのすゞしめると、くるりと𢌞まはつて、そらざまにげた、おしなはすつとつて、しなやかにやなぎみきたゝいたので、蜘蛛くもみだれたうすいろ浴衣ゆかたたもと
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)