“建續”の読み方と例文
新字:建続
読み方割合
たてつゞ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建續たてつゞいへは、なぞへにむかうへ遠山とほやまいて、其方此方そちこちの、には背戸せど空地あきちは、飛々とび/\たにともおもはれるのに、すゞしさは氣勢けはひもなし。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
くませんとなし其せつに此眞向まむかひの棟割長家むねわりながや建續たてつゞけたる其中にも一そうきたな荒果あれはていと小狹せうけふなる家の中に五十四五なる老人一個ひとり障子一枚押開おしひら端近はしちかふ出物の本を繰廣くりひろげ見てゐたりしが今長三郎が手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
はやいもので、せん彼處あすこいへ建續たてつゞいてことわたしたちでもわすれてる、中六番町なかろくばんちやうとほいち見附みつけまで眞直まつすぐつらぬいたひろさかは、むかしながらの帶坂おびざかと、三年坂さんねんざかあひだにあつて
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)