“ぴき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疋57.3%
匹23.9%
尾11.3%
引7.2%
頭0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学者の例証するところによると、一疋(ぴき)の大口魚(たら)が毎年生む子の数は百万疋とか聞く。牡蠣(かき)になるとそれが二百万の倍数に上(のぼ)るという。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちょうど昼(ひる)ごろでありました。弟(おとうと)が、外(そと)から、だれか友(とも)だちに、「海(うみ)ぼたる」だといって、一匹(ぴき)の大(おお)きなほたるをもらってきました。
海ぼたる (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なア兄弟がた。またしても、気がかりを言いだすようだが、十尾(ぴき)の金鯉を揃えるぐらいなことが、どうしてそんなにむずかしいのか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この退(の)っ引(ぴき)ならないものへ落付きどころを置き、その上での生きてるうちが花という気持で、せいぜい好きなことに殉じて行ったなら
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
文吾がこの煑賣店に近づいた時は、何處で棄てられたか、見馴れぬ子狗(こいぬ)が一頭(ぴき)、鼻を土に摺り付けて、物の臭ひを嗅ぎ𢌞つてゐた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)