“しっぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尻尾95.8%
3.7%
尻穂0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾輩も少し変だと思って、例の尻尾しっぽに伺いを立てて見たら、その通りその通りと尻尾の先から御託宣ごたくせんがあった。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
荒れたものでありますが、いや、茶釜ちゃがまから尻尾しっぽでも出ましょうなら、また一興いっきょうでござる。はははは、
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
姉はおかしな調子で云い捨てて、まだぴんぴんしてる太刀魚を、しっぽでぶら下げながら飛んでいった。
月明 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「でもね姉さん。晩はコワくてこまるの。誰も起きていないのに本堂でたくが鳴るんだもの。お父さんにきくと、鼠がふざけてしっぽで鐸を叩くんだって——。」
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
捕鯨船は、見る見る鯨群に近付いて、早くも船首にパッと白煙を上げると、海の中から大きな抹香鯨の尻穂しっぽが、瞬間跳ね曲って、激しい飛沫を叩きあげた。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)