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しりっぽ
ふりがな文庫
“しりっぽ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
尻尾
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尻尾
(逆引き)
彼れははじめて立停った。痩馬も歩いた姿勢をそのままにのそりと動かなくなった。
鬣
(
たてがみ
)
と
尻尾
(
しりっぽ
)
だけが風に従ってなびいた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
猫の
面
(
つら
)
で、犬の胴、狐の
尻尾
(
しりっぽ
)
で、
大
(
おおき
)
さは
鼬
(
いたち
)
の如く、
啼声
(
なくこえ
)
鵺
(
ぬえ
)
に似たりとしてある。
追
(
おっ
)
て
可考
(
かんがうべし
)
。
一寸怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
林「えゝい、
人間
(
ねんげん
)
は
何処
(
どこ
)
で何う
運
(
おん
)
が
来
(
こ
)
るか分らねえもんだな、畜生
彼方
(
あっち
)
へ
往
(
え
)
け、己が折を下げてるもんだから跡を
尾
(
つ
)
いて
来
(
き
)
やアがる、もこ彼方へ
往
(
い
)
け、もこ/\あはゝゝゝ
尻尾
(
しりっぽ
)
を振って来やアがる」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
耕馬は首を下げられるだけ下げて、乾き切らない土の中に脚を深く踏みこみながら、絶えず
尻尾
(
しりっぽ
)
で虻を追った。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
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