“しんちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眞鍮63.2%
心中21.1%
真鍮10.5%
新鑄5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次が帳場格子の前にしやがむと、品吉はうづみ火の煙草盆を押しやつて、自分も眞鍮しんちうの煙管を取上げました。
「其代り、これだけは隱さずに話してくれ、——近頃お前のところへ行つて、眞鍮しんちうの簪二本に銀流しを掛けさした女があるだらう」
いづれも心中しんちうには不平ふへいながら、異議いぎとなふる次第しだいにあらねば
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なん醉漢すいかん心中しんちう暴露ばくろするのみようなる。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
隣の次男は其婿が朝早く草の生えた井戸端で、真鍮しんちう金盥かなだらひで、眼鏡をはづして、頭をザブザブ洗つて居るのを見たこともあつた。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)
その赤塗あかぬりおもてには名宛なあてなにかないで、真鍮しんちうくわんとほした観世撚かんじんよりふうくろすみを着けてあつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
寛文二年といふと、ツイ一昨年の春、この瓶を埋めた先代總七が死んでから三月も後のことです。死んで三月後に新鑄しんちうされた文錢が、この瓶の中にまぎれ込んで居るとは何うしたことでせう。