“しんちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眞鍮54.5%
心中27.3%
真鍮9.1%
新鑄4.5%
森中4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卯平(うへい)は其(そ)の薄暗(うすぐら)い家(うち)の中(なか)に只(たゞ)煙草(たばこ)を吹(ふ)かしては大(おほ)きな眞鍮(しんちう)の煙管(きせる)で火鉢(ひばち)を叩(たゝ)いて居(ゐ)た。卯平(うへい)と勘次(かんじ)とは其(そ)の間(あひだ)碌(ろく)に口(くち)も利(きか)なかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
是(これ)にて罪(つみ)は成立(せいりつ)し、第(だい)八囘(くわい)以後(いご)はその罪(つみ)によりていかなる「罰(ばつ)」精神的(せいしんてき)の罰(ばつ)心中(しんちう)の鬼(おに)を穿(うが)ち出(い)でゝ益(ます/\)精(せい)に益(ます/\)妙(めう)なり。余(よ)は多言(たげん)するを好(この)まず。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
手紙(てがみ)は古風(こふう)な状箱(じようばこ)の中(うち)にあつた。其(その)赤塗(あかぬり)の表(おもて)には名宛(なあて)も何(なに)も書(か)かないで、真鍮(しんちう)の環(くわん)に通(とほ)した観世撚(かんじんより)の封(ふう)じ目(め)に黒(くろ)い墨(すみ)を着けてあつた。代助は机(つくえ)の上(うへ)を一目(ひとめ)見て、此手紙の主(ぬし)は嫂(あによめ)だとすぐ悟(さと)つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
死んで三月後に新鑄(しんちう)された文錢が、この瓶の中に紛(まぎ)れ込んで居るとは何うしたことでせう。
夜半(やはん)眼覚め、防寒(ばうかん)の為炉中に薪(たきぎ)を投(とう)ぜんとすれば、月光清輝幽谷中に冴(さ)へ渡(わた)り、両岸の森中(しんちう)には高調凄音群猿の叫(さけ)ぶを聞(き)く、俯(ふ)して水源未知の利根を見(み)れば、水流(すゐりう)混々(こん/\)、河幅猶ほ広(ひろ)く水量甚多(おほ)し
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)