“森中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もりなか50.0%
しんちう25.0%
もりじゅう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜陰(やいん)の森中(もりなか)に、鬼火(おにび)の燃える鼎(かなえ)の中に熱湯(ねっとう)をたぎらせて、宗盛(むねもり)に似せてつくった藁(わら)人形を煮(に)ました。悪僧らはあらゆる悪鬼の名を呼んで、咒文(じゅもん)を唱えつつ鼎(かなえ)のまわりをまわりました。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
夜半(やはん)眼覚め、防寒(ばうかん)の為炉中に薪(たきぎ)を投(とう)ぜんとすれば、月光清輝幽谷中に冴(さ)へ渡(わた)り、両岸の森中(しんちう)には高調凄音群猿の叫(さけ)ぶを聞(き)く、俯(ふ)して水源未知の利根を見(み)れば、水流(すゐりう)混々(こん/\)、河幅猶ほ広(ひろ)く水量甚多(おほ)し
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
幾匹と知れぬ鴉(からす)の群ればかり、霊廟(おたまや)の方から山王台(さんおうだい)まで、さしもに広い上野の森中(もりじゅう)せましと騒ぎ立てている。
曇天 (新字新仮名) / 永井荷風(著)