“一中節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっちゅうぶし76.2%
いつちうぶし19.0%
いつちゆうぶし4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の一家は宇治紫山うじしざんという人に一中節いっちゅうぶしを習っていた。この人は酒だの遊芸だのにお蔵前の札差しの身上しんしょうをすっかり費やしてしまったらしい。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで賃仕事の片手間かたてま一中節いつちうぶし稽古けいこをし、もし上達するものとすれば師匠ししやうになるのも善いと思ひ出した。しかし一中節はむづかしかつた。
素描三題 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)