“いつちうぶし”の漢字の書き方と例文
語句割合
一中節100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本所ほんじよ横網町よこあみちやうに住める一中節いつちうぶし師匠ししやう。名は鐘大夫かねだいふ。年は六十三歳。十七歳の孫娘と二人暮らしなり。
一中節いつちうぶし師匠ししやうになることはとうとうおそうさんには出来なかつた。お宗さんはあの震災のために家も何も焼かれたとかいふことだつた。のみならず一時は頭の具合ぐあひも妙になつたとかいふことだつた。
素描三題 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)