“横長”の読み方と例文
読み方割合
よこなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は立ちながら、画巻物ゑまきもの展開てんかいした様な、横長よこなが色彩しきさいを眺めてゐたが、どう云ふものか、此前このまへて見た時よりは、いたく見劣りがする。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
是等土偶は眼の部何れも横長よこながき橢圓形の輪廓を有し、其中央そのちうわうに一條の横線よこせん存在そんざいす。輪廓全体を眼とすれば横線をしとみとせざるべからず、横線のみをとすれば輪廓はなになるや考へがたし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
鉄板てっぱんをのせた横長よこながの火鉢のまえに向き合って、その紅梅焼を焼いていたのである。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)