“玩具問屋”の読み方と例文
読み方割合
おもちゃどんや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
訪ねる先は、七軒町しちけんちょう玩具問屋おもちゃどんや丸福商店まるふくしょうてんだった。あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、相当まごついたが、やっと思う店を探しあてた。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
机の前には格子窓こうしまどがある、——その窓から外を見ると、向うの玩具問屋おもちゃどんやの前に、半天着はんてんぎの男が自転車のタイアへ、ポンプの空気を押しこんでいた。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(これは——)と咄嗟とっさに私は決心を固めたが、幸いにも帆村探偵は、並び並んだ玩具問屋おもちゃどんやの看板にばかり気をとられて歩いているらしかった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)