“庶腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょふく50.0%
しよふく25.0%
しよふ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
義竜は弘治こうじ二年の春、庶腹しょふくの兄弟喜平次きへいじ孫四郎まごしろうの二人を殺し、続いて父道三どうさん鷺山さぎやまたたこうて父をほろぼしてからは、美濃みのの守護として得意の絶頂に立っていたが
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
次はおめかけのお若の部屋、それは奧方の部屋よりも明るく大きく、庶腹しよふくの子の徳松が、玩具ぐわんぐを部屋一パイに散らばして遊んで居ります。
山名屋五左衞門は庶腹しよふの弟で家を繼ぎましたが、五左衞門の兄に當る先代五左衞門の子の宗兵衞といふのが、五十を越して伜宗次郎と一緒に、金澤町に細々と暮して居りました。