トップ
>
生活
>
ライフ
ふりがな文庫
“
生活
(
ライフ
)” の例文
我我もまた君等と同じく、絶望のすり切れた靴をはいて、
生活
(
ライフ
)
の港港を漂泊してゐる。永遠に、永遠に、我我の家なき魂は凍えてゐるのだ。
宿命
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
都会の夏を避けて溪流の音を聞きながら全く自然に親んで、簡単な「
必要
(
ネセサリ
)
の
生活
(
ライフ
)
」をおくるということは考えただけでも愉快ではありませんか。
女学生だけの天幕生活:アメリカの夏季休暇の思い出
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
爾来
(
じらい
)
数年の間自分は孤独、
畏懼
(
いく
)
、苦悩、悲哀のかずかずを尽くした、自分は決して幸福な人ではなかった、自分の
生活
(
ライフ
)
は決して
平坦
(
へいたん
)
ではなかった。
小春
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
其の頃の觀察や解剖は今から考へると
生活
(
ライフ
)
のスタヂイではなくて、
長閑
(
のどか
)
な
日永
(
ひなが
)
のアミユウズメントだと云つてもよい。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
其
(
その
)
うち
年
(
とし
)
が
段々
(
だん/\
)
片寄
(
かたよ
)
つて、
夜
(
よる
)
が
世界
(
せかい
)
の
三分
(
さんぶん
)
の
二
(
に
)
を
領
(
りやう
)
する
樣
(
やう
)
に
押
(
お
)
し
詰
(
つま
)
つて
來
(
き
)
た。
風
(
かぜ
)
が
毎日
(
まいにち
)
吹
(
ふ
)
いた。
其音
(
そのおと
)
を
聞
(
き
)
いてゐる
丈
(
だけ
)
でも、
生活
(
ライフ
)
に
陰氣
(
いんき
)
な
響
(
ひゞき
)
を
與
(
あた
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
我我もまた君等と同じく、絶望のすり切れた靴をはいて、
生活
(
ライフ
)
の港港を漂泊してゐる。永遠に、永遠に、我我の家なき魂は凍えてゐるのだ。
田舎の時計他十二篇
(新字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
そのうち年がだんだん片寄って、夜が世界の三分の二を
領
(
りょう
)
するように押しつまって来た。風が毎日吹いた。その音を聞いているだけでも
生活
(
ライフ
)
に陰気な響を与えた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
実に人間のあらゆる
生活
(
ライフ
)
は、ひとしく常に考え、ひとしく悩み、ひとしく感じ経験している。しかも大多数は表現し得ず、芸術家のみが為し得るのは何故か。
詩の原理
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
“生活”の意味
《名詞》
人が暮らすこと。生き続けるのに必要な反復される一連の行動。
動植物などの生命体が生きて活動すること。
ある特定の領域に係る活動。特にその分野を、主な収入源とする場合。
(法医学)生命を有していること。
(出典:Wiktionary)
“生活”の解説
生活(せいかつ)とは、「生存して活動すること、生きながらえること」「世の中で暮らしてゆくこと」である(広辞苑第五版)広辞苑 第五版。
(出典:Wikipedia)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“生活”で始まる語句
生活上
生活方
生活状態
生活中
生活力
生活向
生活難
生活費
生活方針
生活様態