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なりはひ
ふりがな文庫
“
生活
(
なりはひ
)” の例文
かくてこの身はやうなき
貨
(
しろもの
)
となりぬ。
縱
(
たと
)
ひ
羅馬
(
ロオマ
)
わたりに持ち往きて
沽
(
う
)
らんとし給ふとも、
盾銀
(
たてぎん
)
一つ出すものだにあらじ。
廉
(
かど
)
ある
生活
(
なりはひ
)
の
業
(
わざ
)
をも知らず。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
生活
(
なりはひ
)
の響、瀬の音、木の葉ずれ、そんなものが旅に出た當初の鮮かさを持つて彼に歸つて來た。が、それも永くは續かなかつた。心が重くなつて來た。
川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
とはいへ、學識あり、才能あるものが、いつまでか一少女の情にかゝづらひて、目的なき
生活
(
なりはひ
)
をなすべき。今は天方伯も唯だ獨逸語を利用せんの心のみなり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
生活
(
なりはひ
)
の途なき
瞽
(
めしひ
)
等が赦罪の日物乞はんとてあつまり、
彼
(
かれ
)
頭を
此
(
これ
)
に寄せ掛け 六一—六三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
確固
(
しつかり
)
した
気立
(
きだて
)
、温かい
情
(
こころ
)
……かくまで自分に親くしてくれる人が、またと此世にあらうかと、悲しきお利代は夜更けて
生活
(
なりはひ
)
の為の裁縫をし乍らも、思はず智恵子の室に向いて手を合せる事がある。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
往来の真中に
堆高
(
うづだか
)
く掻集めた白い小山の
連接
(
つゞき
)
を見ると、今に家々の軒丈よりも高く降り積つて、これが飯山名物の『雪山』と
唄
(
うた
)
はれるかと、冬期の
生活
(
なりはひ
)
の
苦痛
(
くるしみ
)
を今更のやうに堪へがたく思出させる。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
されどうがらが
生活
(
なりはひ
)
を
枯草
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
とはいへ、学識あり、才能あるものが、いつまでか一少女の情にかゝづらひて、目的なき
生活
(
なりはひ
)
をなすべき。今は天方伯も唯だ独逸語を利用せんの心のみなり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
全羅馬の
生活
(
なりはひ
)
の脈は今此辻に搏動するかと思はる。既にして法皇の行列寺門を出づ。藍色の衣を纏へる僧六人に
舁
(
か
)
かせたる、華美なる
手輿
(
てごし
)
に乘りたるは法皇なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
いづれ冬期の
生活
(
なりはひ
)
の
苦痛
(
くるしみ
)
を感ぜさせるやうな
光景
(
ありさま
)
ばかり。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
われはこれより
茅屋
(
ばうをく
)
のうちなる寡婦孤兒の憐むべき
生活
(
なりはひ
)
を敍し、
賑恤
(
しんじゆつ
)
の必要と其效果とに及べり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
されどこの山は猶ほ重霧の間に在りて、いつ往きつかんも、否、果して往きつきぬとも、我中心に満足を与へんも定かならず。貧きが中にも楽しきは今の
生活
(
なりはひ
)
、棄て難きはエリスが愛。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“生活”の意味
《名詞》
人が暮らすこと。生き続けるのに必要な反復される一連の行動。
動植物などの生命体が生きて活動すること。
ある特定の領域に係る活動。特にその分野を、主な収入源とする場合。
(法医学)生命を有していること。
(出典:Wiktionary)
“生活”の解説
生活(せいかつ)とは、「生存して活動すること、生きながらえること」「世の中で暮らしてゆくこと」である(広辞苑第五版)広辞苑 第五版。
(出典:Wikipedia)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“生活”で始まる語句
生活上
生活方
生活状態
生活中
生活力
生活向
生活難
生活費
生活方針
生活様態