“ぐらし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生活66.7%
25.0%
活計8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早く妻子に死別れて獨身ひとり生活ぐらしをして居た自分の伯父の一人が、窮迫の餘り人と共に何か法網に觸るる事を仕出來したとかで、狐森一番戸きつねもりいちばんこに轉宅した。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それは「一日ぐらし」というのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
そのまた中を合乗で乗切る心無し有難ありがたの君が代に、その日活計ぐらしの土地の者が摺附木マッチはこを張りながら、往来の花観る人をのみながめて遂にまことの花を観ずにしまうかと
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
その頃あらたに隣家へ引移ッて参ッた官員は家内四人活計ぐらしで、細君もあれば娘もある。隣ずからの寒暄かんけんの挨拶が喰付きで、親々が心安く成るにつれ娘同志も親しくなり、毎日のようにといとわれつした。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)