厳寒で、全市は真白だ。屋根。屋根。その上のアンテナ。すべて凍って白い。大気は、かっちり燦いて市街をとりかこんだ。モスクワ第一大学の建物は黄色だ。 我々は、古本屋の半地下室から出た。『戦争と平和』の絵入本二冊十五ルーブリ。 大学の壁にビラが貼 …
| 著者 | 宮本百合子 |
| ジャンル | 芸術・美術 > 演劇 > 演劇史 各国の演劇 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
| ジャンル | 文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > ロシア・ソヴィエト文学 |
| 初出 | 「文芸春秋」1928(昭和3)年6月号 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約15分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約25分(300文字/分) |