“愛婦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろおんな50.0%
あいふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やめたア、おらあ。当分、嫁は見あわせだ。おらあ、おっ母を、愛婦いろおんなだと思って暮すからいい」
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「馬鹿べえいって、おふくろを、愛婦いろおんなと思えるかいの」
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道が一直線に渡つてゐるので、んだ自分は獨り手に前進してゐる。思ひはうつら/\都の友人のことや、長くまたは近く會はない愛婦あいふどもの上に馳せてゐると、馬も亦半ば眠つてゐたのだらう。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)