“あいふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
合符33.3%
愛婦33.3%
相触33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ですが親方、七番堂の欄間らんまへ、目印の合符あいふを貼っておきましたが、気がつきませんでしたか」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
道が一直線に渡つてゐるので、んだ自分は獨り手に前進してゐる。思ひはうつら/\都の友人のことや、長くまたは近く會はない愛婦あいふどもの上に馳せてゐると、馬も亦半ば眠つてゐたのだらう。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
二人の若者はこのような空々漠々くうくうばくばくのあいだに、いつでも眼に見えてくるものはお互のいのちがどういう機会にか、相触あいふれなければならない相殺そうさい的な予測がされてくることだった。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)