“荒馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらうま66.7%
あれうま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ赤栗毛あかくりげの、すばらしいイギリス馬を持っていた。すらりと細長い首をして、よくびたあしをして、つかれを知らぬ荒馬あらうまだった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
爺さんが其処そこを目付けどころにしたんだ。爺さんが毎年その都に行はれる荒馬あらうまらしの競技場へおかあさんの美丈夫びじょうふを出しくなつたんだ。
秋の夜がたり (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
それが馬上の渠にはどこまでも自分の神經範圍を進んでゐる。ただ乘り馬が荒馬あれうまなので、道を左右にそれて、なか/\すすきの間を出ない。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)