“まりこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マリコ
語句割合
鞠子58.8%
万里子11.8%
毬子11.8%
丸子5.9%
椀子5.9%
鞠古5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鞠子まりこは霞む長橋ながばしの阿部川の橋の板を、あっちこっち、ちらちらと陽炎かげろうが遊んでいる。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やがて江戸のまちも花に埋もれやうといふ三月の中旬、廣重の鞠子まりこの繪を見るやうに、空までが桃色にくんじたある日のことでした。
ほれぼれと万里子まりこ忘れつおもしろく陶器師すゑものつくりはろくろを廻はす
真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
——万里子まりこさんからそう云ってよこしたのは、もう十二月も末近かった。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
二人ある輝子の子供のうちで、兄の子供の方はさとしと言い、妹の方は毬子まりこと言ったが、毬子は賢ほど人見知りをしなかった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
六郷の川上に毬子まりこの渡りあり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
丑松は又、谷底の平地に日のあたつたところを指差して見せて、水に添ふて散布するは、依田窪よだくぼ、長瀬、丸子まりこなどの村落であるといふことを話した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
何となれば、三国氏が聖武天皇の後だとは、一向古書の記事に合わぬところで、「日本紀」には、継体天皇の皇子椀子まりこ皇子は三国公みくにのきみの先なりとあり、「新撰姓氏録」に三箇所まで見えている三国真人も、いずれも継体の皇子椀子王の後なりとあって、その以外聖武天皇の後に、三国氏の名は少しも見えていないのである。
再び鞠古まりこ川を渡るとて
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)