“粗忽者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこつもの90.0%
そゝつかしや10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は仮睡うたたねから覚めて飛起きた時、周章あわてて時計を見誤って約束の五時半より一時間早くこの家を訪問した次第である。何という粗忽者そこつものであろう。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
粗忽者そこつものめが、転ンだらなぜその通り申し立て、もしまた、膝に怪我でもしたら、医者の診立書みたてがきをも添えて、申し出ないか。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「や、飛んでもないこつちや、わしは何だつてこんなに粗忽者そゝつかしやなんだらう。」