トップ
>
粗忽
>
そそう
ふりがな文庫
“
粗忽
(
そそう
)” の例文
見て安五郎はアヽ若コレ御内儀
粗忽
(
そそう
)
な事を申されな小松屋の遊女
白妙
(
しらたへ
)
を連て
立退
(
たちのき
)
しは此安五郎に
違
(
ちが
)
ひなけれど然ながら其節我は
鞠子
(
まりこ
)
の
柴屋寺
(
しばやでら
)
へ先に參りて
白妙
(
しろたへ
)
の來るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これに
吃驚
(
びっくり
)
して、何の事とも知らないで、気の弱い方だから、もう、わびをして欲しそうに、
夥間
(
なかま
)
の職人たちを、うろうろと
眗
(
みまわ
)
しながら、(な、なんぞ
粗忽
(
そそう
)
でも。)お師匠筋へ手をつくと
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ある日その「三太」が「青ペン」のお
上
(
かみ
)
の
一張羅
(
いっちょうら
)
の上へ
粗忽
(
そそう
)
をしたのです。ところが「青ペン」のお上と言うのは元来猫が嫌いだったものですから、苦情を言うの言わないのではありません。
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ははあ、あれは貴様のか、急いだ故につい
粗忽
(
そそう
)
を致した、許せ」
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
久「これは旦那様のお煙管で、とんだ
粗忽
(
そそう
)
をしました」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「その後で何か
粗忽
(
そそう
)
をしなかったろうか」
銭形平次捕物控:047 どんど焼き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
忽
漢検準1級
部首:⼼
8画
“粗忽”で始まる語句
粗忽者
粗忽千万
粗忽家
粗忽屋