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粗忽
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そそっ
ふりがな文庫
“
粗忽
(
そそっ
)” の例文
「十七年目にめぐり会い、
裸体
(
はだか
)
で御挨拶は相変らず
粗忽
(
そそっ
)
かしいね。おい/\、村岡君、そんなところに覗いていないで入って来給えよ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
彼はよほど
粗忽
(
そそっ
)
かしい男で、ときどきに飛んでもない間違いや
出鱈目
(
でたらめ
)
を報告するので、湯屋熊のほかに、
法螺熊
(
ほらくま
)
という名誉の異名を頭に戴いていた。
半七捕物帳:04 湯屋の二階
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
世には
粗忽
(
そそっ
)
かしい奴もあるものだ、頼まれる方へ向ってすべき挨拶を、頼む方からしてしまっている、急病で気が
顛倒
(
てんとう
)
しているとは言いながら、おかしな奴等だと道庵先生は
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「思い違いをしたと見える、
粗忽
(
そそっ
)
かしい奴だ」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
忽
漢検準1級
部首:⼼
8画
“粗忽”で始まる語句
粗忽者
粗忽千万
粗忽家
粗忽屋