“小鰕”の読み方と例文
読み方割合
こえび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九州帝国大学総長真野文二博士は、先年日比谷で電車に衝突ぶつつかつた事があつた。その折総長は小鰕こえびのやうに救助網の上で跳ね廻りながら
かぶらすしとて、ぶり甘鹽あまじほを、かぶはさみ、かうぢけてしならしたる、いろどりに、小鰕こえびあからしたるもの。ればかりは、紅葉先生こうえふせんせい一方ひとかたならずめたまひき。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)