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衝突
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つきあた
ふりがな文庫
“
衝突
(
つきあた
)” の例文
「おおお前はお吉女郎! 道の暗さについうっかり、
衝突
(
つきあた
)
ったはお互いの
粗忽
(
そこつ
)
、何も
咎
(
とが
)
められる点はない……妾は少し急ぐ故これでご免」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
はそは/\としつゝ
狹
(
せま
)
いので
互
(
たがひ
)
に
衝突
(
つきあた
)
つては
騷
(
さわ
)
ぎながら、
自分
(
じぶん
)
の
家
(
いへ
)
に
居
(
ゐ
)
る
時
(
とき
)
のやうな
節制
(
たしなみ
)
が
少
(
すこ
)
しも
保
(
たも
)
たれて
居
(
ゐ
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
あいつに一つ
衝突
(
つきあた
)
らないやうに、
其様
(
そん
)
なことを思ふだけサ……第一、河に近いのが何よりだ。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
昨日のように、街から街とさまよい歩いたが、眼がくらんで幾度も人に
衝突
(
つきあた
)
った。
小さきもの
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
と大鎌は肩を
掠
(
かす
)
め島君の袖を切り裂いた。その呼吸に素早く乗り、前へ島君はヒラリと飛んだがとたんに何者にか
衝突
(
つきあた
)
った。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
勘次
(
かんじ
)
とおつぎとが
晝餐
(
ひる
)
に
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
に
卯平
(
うへい
)
は
居
(
ゐ
)
なかつた。
彼
(
かれ
)
は
夜
(
よる
)
に
成
(
な
)
つてのつそりと
戸口
(
とぐち
)
に
立
(
た
)
つた。
勘次
(
かんじ
)
が
庭
(
には
)
へ
出
(
で
)
ようとして
大戸
(
おほど
)
をがらりと
開
(
あ
)
けた
時
(
とき
)
卯平
(
うへい
)
と
衝突
(
つきあた
)
り
相
(
さう
)
に
成
(
な
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お吉は鎌を右手に握り
麓
(
ふもと
)
を指して走りかかったが、暗さは暗し道は悪し、またもや人に
衝突
(
つきあた
)
った。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、ボンと
衝突
(
つきあた
)
った。
戯作者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
衝
常用漢字
中学
部首:⾏
15画
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
“衝突”で始まる語句
衝突奇談
衝突隔蓆