“諤々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がくがく80.0%
つけつけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堂々たる正論、政治家に施政の方針を示し、諤々がくがくたる讜議とうぎ、万衆に処世の大道を教うるは、皆これ学者の任務ではないか。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
ああ、けれども人は、その知識の十分の一以上を開陳するものではない。東京に住む俗な友人は、北京の人の諤々がくがくたる時事解説を神妙らしく拝聴しながら、少しく閉口していたのも事実であった。
佳日 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その内に漸々そろそろ又おきまりの気障きざな話を始めやがつて、這箇こつちが柳に受けて聞いてゐて遣りや、可いかと思つて増長して、あきれた真似まねを為やがるから、性の付く程諤々つけつけさう言つて遣つたら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)