“緑地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オアシス50.0%
みどりぢ25.0%
オーシス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾ら純粋の羅布ロブ人はここの緑地オアシスに集まって吾らの唯一の守り本尊アラなる神を祠に祭りアラ大神の使者の燐光を纒った狛犬を神の権化とおそれ恭い、数千年住んで来た。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は其の頃、墓地と寺とに近く重に美術學生の泊つてゐる谷中やなか素人下宿屋しろうとげしゆくやに住つて居た。雨の音、雨の音。は實に靜であつた。ランプの火は緑地みどりぢの羅紗を敷いた机の上に穩な光を投げてゐる。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
泉もなければ川も無くたまたま緑地オーシスはありましても、そこには恐ろしい獅子や毒蛇が主人あるじ顔をして住んで居るので近寄ることが出来ませんでした。