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『踊る一寸法師』
ふりがな文庫
『
踊る一寸法師
(
おどるいっすんぼうし
)
』
「オイ、緑さん、何をぼんやりしてるんだな。ここへ来て、お前も一杯御相伴にあずかんねえ」 肉襦袢の上に、紫繻子に金糸でふち取りをした猿股をはいた男が、鏡を抜いた酒樽の前に立ちはだかって、妙に優しい声で云った。 その調子が、何となく意味あり気だ …
著者
江戸川乱歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」博文館、1926(大正15)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
和
(
あわ
)
緑
(
ろく
)
染
(
ぞめ
)
面
(
づら
)
何
(
な
)
分
(
ぶ
)
定
(
じょう
)
空
(
くう
)
脱
(
はず
)
供
(
きょう
)
後
(
うしろ
)
愚
(
おろか
)
或
(
あるい
)
揶揄
(
からかい
)
止
(
と
)
気
(
げ
)
節
(
ぶし
)
苦
(
くるし
)
万歳
(
まんざい
)
丈
(
だ
)
伝
(
つたわ
)
四周
(
まわり
)
地
(
じ
)
奴
(
め
)
已
(
すで
)
幽
(
かすか
)
度
(
たび
)
後
(
のち
)
撓
(
しな
)
極
(
きま
)
様
(
よう
)
止
(
よ
)
漬
(
つか
)
為
(
ため
)
立
(
たち
)
笑声
(
しょうせい
)
紅
(
べに
)
綿
(
めん
)
聾
(
ろう
)
衣
(
ころも
)
見物
(
けんぶつ
)
近
(
ちかづ
)
遙
(
はるか
)
酌
(
しゃく
)
釣
(
つり
)
一寸
(
ちょっと
)
一揖
(
いちゆう
)
一斉
(
いっせい
)
下戸
(
げこ
)
中
(
うち
)
了
(
しま
)
云
(
い
)
互
(
たがい
)
以
(
もっ
)
仰向
(
あおむ
)
件
(
くだん
)
併
(
しか
)
俺
(
おれ
)
側
(
そば
)
充
(
み
)
入
(
い
)
利
(
き
)
勢
(
いきおい
)
卸
(
おろ
)
口上
(
こうじょう
)
吠面
(
ほえづら
)
呉
(
く
)
咳入
(
せきい
)
咽喉
(
のど
)
喊声
(
かんせい
)
喋
(
しゃべ
)
嘗
(
な
)
囃
(
はや
)
執拗
(
しつよう
)
威嚇
(
いかく
)
嬌羞
(
きょうしゅう
)
孔
(
あな
)
寐
(
ね
)
寸
(
すん
)
屡々
(
しばしば
)
巖乗
(
がんじょう
)
帆布
(
ほぬの
)
常談
(
じょうだん
)
廻
(
まわ
)
彼
(
か
)
御慰
(
おなぐさ
)
怒鳴
(
どな
)
恰好
(
かっこう
)
惚
(
ほ
)
戦
(
おのの
)
戦慄
(
せんりつ
)
抛
(
ほう
)
拍子
(
ひょうし
)
拘
(
かかわ
)
拡
(
ひろ
)
掴
(
つか
)
提灯
(
ちょうちん
)
敏捷
(
びんしょう
)
敷物
(
しきもの
)
新米
(
しんまい
)