“敷物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しきもの78.9%
カーペット5.3%
カアペット5.3%
カーペツト5.3%
マット5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の中はまっくらで、しんとして返事へんじをするものもなく、そこらにはあつ敷物しきもの着物きものなどが、くしゃくしゃらばっているようでした。
ガドルフの百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
いや、その不具な部分をってこそ、殺人を犯すことが出来たのですよ。僕は貴方の肉体でなく、その手働四輪車と敷物カーペットだけを見ているのです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そしてただひとりくらいこけももの敷物カアペットんでツェラ高原をあるいて行きました。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
まつ青なこけももの上等の敷物カーペツト
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
清浄せいじょうな白い籐の椅子、テーブル、純白なカーテン、海の色そのままな真青な敷物マット、南に海を受けたそこは二十畳に近い座敷だった。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)