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巖乗
ふりがな文庫
“巖乗”の読み方と例文
新字:
巌乗
読み方
割合
がんじょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がんじょう
(逆引き)
切符は二等、行先は
下田港
(
しもだこう
)
、行李をかついで、暗い
桟橋
(
さんばし
)
を駈け、
巖乗
(
がんじょう
)
な板の歩みを渡って、ハッチを入るか入らぬに、ボーッと出帆の汽笛でした。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
紫繻子の猿股が、もう一度優しく
繰返
(
くりかえ
)
した。色の黒い、
脣
(
くちびる
)
の厚い、四十
恰好
(
かっこう
)
の
巖乗
(
がんじょう
)
な男だ。
踊る一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
昔物の長持は堅い板の
隅々
(
すみずみ
)
に
鉄板
(
てついた
)
をうちつけた、いやという程
巖乗
(
がんじょう
)
な
代物
(
しろもの
)
だし、金具も同様に
堅牢
(
けんろう
)
に出来ているのだから、病身の格太郎には、
迚
(
とて
)
も
打破
(
うちやぶ
)
ることなど出来
相
(
そう
)
もなかった。
お勢登場
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
巖乗(がんじょう)の例文をもっと
(3作品)
見る
巖
部首:⼭
23画
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
“巖”で始まる語句
巖
巖石
巖角
巖穴
巖乘
巖間
巖陰
巖端
巖丈
巖根