“巖丈”の読み方と例文
新字:巌丈
読み方割合
がんぢやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おやぢ臭く思はれる内地がのあたり、脊の高い、大きな鼻のさきの赤い、目の鋭い、巖丈がんぢやうな、白髯はくぜんの老翁と見えて來て、やがて、義雄を力強くその面前に引きすゑて
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
如何にも巖丈がんぢやうで、うつたうしい日のつづく冬籠りの状態を思はせる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)