“巖間”のいろいろな読み方と例文
新字:巌間
読み方割合
いはま66.7%
いわま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしのやうだとつたが、あゝ、一層いつそ、くづれたかべひそんだ、なみ巖間いはまかひる。——これおもふと、おほいなるみやこうへを、つてつて歩行あるいた人間にんげん大膽だいたんだ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おほみそかは大薩摩おほざつまの、ものすごくもまた可恐おそろしき、荒海あらうみ暗闇やみのあやかしより、山寺やまでらがく魍魎まうりやういたるまで、みぞれつてこほりつゝ、としたてくといへども、巖間いはまみづさゝやきて、川端かはばた辻占つじうら
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
答へて曰ふ、我この巖間いわまり下れる時彼等すでにこゝにありしが其後一たびも身を動かすことなかりき、思ふに何時いつに至るともしかせじ 九四—九六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)