“巖乘”の読み方と例文
新字:巌乗
読み方割合
がんじよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次はさう言ひ乍ら、一と通り死體を檢べましたが、四十五六の巖乘がんじような男で、女や子供に縛られさうながらではありません。
而も巖乘がんじような體格が何よりも羨ましくなつたと同時に、獨歩の死んだ時、茅ヶ崎へ集まつた席で、義雄は自分が花村に向つて、君は僕等すべての死んだあと始末をして
千代松夫婦は、臺所の巖乘がんじような長火鉢にむかひ合つてゐたが、妻のお安は治郎作の聲を聞くと、立つて自分の坐つてゐた場所を道臣の席にするやう座蒲圃を敷いたりした。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)