“がんじよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岩乘36.4%
巖乘27.3%
巌乗18.2%
岩乗9.1%
岩疊9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このはかかたちおほきくたいさう岩乘がんじようつくられてありますから、千年せんねん二千年後にせんねんご今日こんにちまで、さいはもとのまゝでのこつてゐるものがたくさんあり、ふる日本人につぽんじんんでゐたところは
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
而も巖乘がんじような體格が何よりも羨ましくなつたと同時に、獨歩の死んだ時、茅ヶ崎へ集まつた席で、義雄は自分が花村に向つて、君は僕等すべての死んだあと始末をして
鍛冶屋の亭主は巌乗がんじような五十男で、これまでつひぞ寺におまゐりしたことなどはない男であつたが、その坊主が来て門に立つて読経どきやうしてゐると、たちまち深い感動に心を動かされたらしく
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
彼の両肩が壁のやうに岩乗がんじように張り鼻血が流れても呻き声をたてさうにもない冷酷な敵意を感じると、ふとむらむらと顔の中央に物も言はず一撃を加へてやりたい衝動を覚えた。
狼園 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
『さァ、わたしにはそれをおまへにやつてせられない』と海龜うみがめつて、『からだあま岩疊がんじようだから。それでグリフォンもけつしてそれをならひませんでした』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)