“翠緑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいりょく50.0%
みどり33.3%
すゐりよく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老樹鬱蒼として生茂おいしげ山王さんのう勝地しょうちは、その翠緑すいりょくを反映せしむべき麓の溜池あって初めて完全なる山水の妙趣を示すのである。
翠緑みどり眼醒めんばかりの常磐樹ときわぎが美しい林間の逍遥路を作り、林泉の女神の彫刻の傍にはいずれが女神と見紛う真っ白な肌もあらわ
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
一面の琉球りうきう藺は伐採ばつさいを受けざる為め茸々しやう/\として沼岸に繁茂はんもし、沼辺の森林しんりん欝乎うつことして水中にえいじ、翠緑すゐりよくしたたる如く、燧岳の中腹は一帯の雲烟うんえんとざされ夕陽之に反照はんせうす、其景の絶佳ぜつかなる
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)