“反照”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんせう60.0%
てりかへし20.0%
はんしょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもあたまなかは、周圍しうゐ幽靜いうせいおもむき反照はんせうするためか、かへつてまちにゐるときよりも動搖どうえうした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
酒の名の「うしほ」とともに、一時は古い柳河の街にたゞひとり花々しい虚勢を張つてはゐたものの、それも遂には沈んでゆく太陽の斷末魔の反照てりかへしに過ぎなかつた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
けれども頭の中は、周囲の幽静なおもむき反照はんしょうするためか、かえって町にいるときよりも動揺した。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)