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旅客
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りよきやく
ふりがな文庫
“
旅客
(
りよきやく
)” の例文
隣
(
となり
)
に
居
(
ゐ
)
た
其
(
そ
)
の
旅客
(
りよきやく
)
は、
何處
(
どこ
)
から
乘合
(
のりあは
)
せたのか
彼
(
かれ
)
はそれさへ
知
(
し
)
らぬ。
其
(
そ
)
の
上
(
うへ
)
、
雙方
(
さうはう
)
とも、もの
思
(
おも
)
ひに
耽
(
ふけ
)
つて、一
度
(
ど
)
も
言葉
(
ことば
)
は
交
(
かは
)
さなかつたのである。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昔
(
むかし
)
、
歐米
(
おうべい
)
の
旅客
(
りよきやく
)
が
日本
(
にほん
)
へ
來
(
き
)
て、
地震
(
ぢしん
)
のおほいのにおどろくと
同時
(
どうじ
)
に、
日本
(
にほん
)
の
家屋
(
かをく
)
が、こと/″\く
軟弱
(
なんじやく
)
なる
木造
(
もくざう
)
であつて、しかも
高層建築
(
かうそうけんちく
)
のないのを
見
(
み
)
て
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
まさか
仏蘭西
(
フランス
)
人は
是
(
これ
)
等の放逸な歓楽を
以
(
もつ
)
て外国の
旅客
(
りよきやく
)
を
巴里
(
パリイ
)
に招致しようとするのでもありますまい。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「はゝあ、」と
歎息
(
たんそく
)
するやうに
云
(
い
)
つた
時
(
とき
)
の、
旅客
(
りよきやく
)
の
面色
(
おもゝち
)
も
四邊
(
あたり
)
の
光景
(
くわうけい
)
も
陰々
(
いん/\
)
たるものであつた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
是
(
これ
)
等の
賤劣
(
せんれつ
)
なる婦人と交際する男子を
仏蘭西
(
フランス
)
の道徳が排斥するのは日本の其れと同じであらう。
而
(
さう
)
して自分の驚く事は
其
(
それ
)
等の娼婦の需用者が
概
(
おほむ
)
ね英米
其他
(
そのた
)
の諸外国より
来
(
きた
)
れる
旅客
(
りよきやく
)
である事である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
五
分間
(
ふんかん
)
停車
(
ていしや
)
と
聞
(
き
)
いて、
昇降口
(
しようかうぐち
)
を、
峠
(
たうげ
)
の
棧橋
(
かけはし
)
のやうな、
雲
(
くも
)
に
近
(
ちか
)
い、
夕月
(
ゆふづき
)
のしら/″\とあるプラツトフオームへ
下
(
お
)
りた
一人旅
(
ひとりたび
)
の
旅客
(
りよきやく
)
が、
恍惚
(
うつとり
)
とした
顏
(
かほ
)
をして
訪
(
たづ
)
ねた
時
(
とき
)
、
立會
(
たちあは
)
せた
驛員
(
えきゐん
)
は、……
恁
(
か
)
う
答
(
こた
)
へた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“旅客”の解説
旅客(りょかく、en: passenger)とは、乗り物に乗っている人のうち乗員以外の人のこと。乗客(じょうきゃく)とも。
(出典:Wikipedia)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“旅客”で始まる語句
旅客機
旅客表
旅客訊問