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りょかく
ふりがな文庫
“
旅客
(
りょかく
)” の例文
烈
(
はげ
)
しい
暴風雨
(
あらし
)
があつて、鉄道が不通に成り、
新道
(
しんどう
)
とても
薬研
(
やげん
)
に刻んで崩れたため、
旅客
(
りょかく
)
は皆こゝを
辿
(
たど
)
つたのであるが、其も当時だけで、又
中絶
(
なかだ
)
えして、今は
最
(
も
)
う
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
僕は全くの
旅客
(
りょかく
)
でこの土地には縁もゆかりもない身だから、知る顔もなければ見覚えの
禿
(
は
)
げ頭もない。
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
只管
(
ひたすら
)
人懐
(
ひとなつ
)
かしさに、進んで、喜んで朝から出掛ける……
一頃
(
ひところ
)
皆無
(
かいむ
)
だつた
旅客
(
りょかく
)
が急に
立籠
(
たてこ
)
んだ時分は
固
(
もと
)
より、今夜なども
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
の
落溜
(
おちたま
)
つたやうに方々から
吹寄
(
ふきよ
)
せる客が十人の上もあらう。
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
その翌日、神戸行きの急行列車が、
函根
(
はこね
)
の
隧道
(
トンネル
)
を出切る時分、食堂の中に椅子を占めて、
卓子
(
テイブル
)
は別であるが、一
人
(
にん
)
外国の客と、
流暢
(
りゅうちょう
)
に
独逸
(
ドイツ
)
語を交えて、自在に談話しつつある青年の
旅客
(
りょかく
)
があった。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“旅客”の解説
旅客(りょかく、en: passenger)とは、乗り物に乗っている人のうち乗員以外の人のこと。乗客(じょうきゃく)とも。
(出典:Wikipedia)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
客
常用漢字
小3
部首:⼧
9画
“旅客”で始まる語句
旅客機
旅客表
旅客訊問