“竹行李”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけごうり56.3%
たけがうり43.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹行李たけごうりを引出して、ポンとふたを払うと、中には思いの外の贅沢ぜいたくな着物。下女や端女はしための持物らしくないのが、幾枚も出て来るのです。
じょうはんと六帖の、裏長屋のその住居には、火のない長火鉢と小さな茶箪笥ちゃだんす、そして竹行李たけごうりが一つしかなかった。
へちまの木 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
竹行李たけがうりを引出して、ポンと蓋を拂ふと、中には思ひの外の贅澤な着物。下女や端女はしための持物らしくないのが、幾枚も出て來るのです。
ねんのため、此處こゝに、竹行李たけがうりがある。ソレ、ぢやうりるわ。はや人參にんじんなかれて、おぬし天川屋あまがはやところで、のつしとこしけてばんをしててくれい。いか、いかな。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)