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竹行李
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たけがうり
ふりがな文庫
“
竹行李
(
たけがうり
)” の例文
竹行李
(
たけがうり
)
を引出して、ポンと蓋を拂ふと、中には思ひの外の贅澤な着物。下女や
端女
(
はしため
)
の持物らしくないのが、幾枚も出て來るのです。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
念
(
ねん
)
のため、
此處
(
こゝ
)
に、
竹行李
(
たけがうり
)
がある。ソレ、
錠
(
ぢやう
)
も
下
(
お
)
りるわ。
早
(
はや
)
く
其
(
そ
)
の
人參
(
にんじん
)
を
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れて、お
主
(
ぬし
)
、
天川屋
(
あまがはや
)
と
云
(
い
)
ふ
處
(
ところ
)
で、のつしと
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けて
番
(
ばん
)
をして
居
(
ゐ
)
てくれい。
宜
(
い
)
いか、
宜
(
い
)
いかな。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
布團一と
揃
(
そろひ
)
、
竹行李
(
たけがうり
)
が一つ、外に何もありません——。竹行李の中にも、お勘坊相應の着物があるだけ。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹行李
(
たけがうり
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けて、
端坐
(
たんざ
)
した
人參
(
にんじん
)
お
手代
(
てだい
)
、
端坐
(
たんざ
)
だけに
尚
(
な
)
ほ
間
(
ま
)
が
拔
(
ぬ
)
ける。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
男達三四人は其處に
雜魚寢
(
ざこね
)
をする樣子で、まだ床も敷きつ放しですが、何の變つたところも無く、倉松の荷物といふ、小さい
竹行李
(
たけがうり
)
を、引くり返して調べたところでも
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
不承々々下男に言ひ付けて、奉公人の部屋から、古い
竹行李
(
たけがうり
)
を一つ持つて來させました。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三尺の押入を開けると、上は夜の物、下は
竹行李
(
たけがうり
)
が一つ、
蓋
(
ふた
)
をあけると、中から着換が二三枚と、新しい手拭と三尺と、
塵紙
(
ちりがみ
)
が少々、それに小錢の少し入つた
財布
(
さいふ
)
と、紙の包が一つあります。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
小さい
竹行李
(
たけがうり
)
がたつた一つ。
銭形平次捕物控:171 偽八五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
李
漢検準1級
部首:⽊
7画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹箒
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林