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竹行李
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たけごうり
ふりがな文庫
“
竹行李
(
たけごうり
)” の例文
竹行李
(
たけごうり
)
を引出して、ポンと
蓋
(
ふた
)
を払うと、中には思いの外の
贅沢
(
ぜいたく
)
な着物。下女や
端女
(
はしため
)
の持物らしくないのが、幾枚も出て来るのです。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
四
帖
(
じょう
)
半
(
はん
)
と六帖の、裏長屋のその住居には、火のない長火鉢と小さな
茶箪笥
(
ちゃだんす
)
、そして
竹行李
(
たけごうり
)
が一つしかなかった。
へちまの木
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ついに
覚悟
(
かくご
)
をして、あとは母親の
熱意
(
ねつい
)
で、小さな
竹行李
(
たけごうり
)
と、風呂敷一つに衣類や毛布を包み込んだ。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
いわゆる「
水篶竹
(
みすずだけ
)
」で、それで作ったものを土地では「
水篶細工
(
みすずざいく
)
」と呼びます。沢山売る「
竹行李
(
たけごうり
)
」は別に珍らしくはありませんが、
平
(
たいら
)
に
網代編
(
あじろあみ
)
にした敷物や
炉縁
(
ろべり
)
は他の地方にないものであります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
老番頭の
太兵衛
(
たへえ
)
もどうすることも出来ません。
不承不承
(
ふしょうぶしょう
)
下男に言い付けて、奉公人の部屋から、古い
竹行李
(
たけごうり
)
を一つ持って来させました。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
○
竹行李
(
たけごうり
)
(台北市内所見)
台湾の民芸について
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
布団一と揃、
竹行李
(
たけごうり
)
が一つ、外に何にもありません——。竹行李の中にも、お勘坊相応の着物があるだけ。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
男達三四人はそこに
雑魚寝
(
ざこね
)
をする様子で、まだ床も敷きっ放しですが、何の変ったところもなく、倉松の荷物という、小さい
竹行李
(
たけごうり
)
を、引くり返して調べたところでも
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
三尺の押入を開けると、上は夜の物、下は
竹行李
(
たけごうり
)
が一つ、
蓋
(
ふた
)
をあけると、中から着替えが二三枚と、新しい手拭と三尺と、塵紙が少々、それに小銭の少し入った財布と、紙の包みが一つあります。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
李
漢検準1級
部首:⽊
7画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹箒
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林