“ごうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毫釐84.6%
行李7.7%
郷吏7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また朝夕に部屋の掃除そうじ励行れいこうせしむること厳密を極め、するごとに一々指頭をもって座布団ざぶとんたたみ等の表面をで試み毫釐ごうり塵埃じんあいをもいといたりき。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「お父つぁんのは、両行李ごうりぎゅうぎゅうにつめこんであげよ。お前のは軽くいれてな、なにせ、大きい弁当箱じゃもん。梅干うめぼしは見えんほど御飯の中に押しこまにゃ、ふたに穴があくさかい」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
そのほか、将門の前をはばめたり、敵対したりした郷吏ごうりの小やしきだの、社家しゃけだの、民家だの、貯備倉だの、焼きたてた数はかず知れなかった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)